40代・ブランク3年で転職に成功するまでの体験談
製造業(メーカー)で半導体設計・電子回路設計を経験した筆者が、退職後3年のブランクを経て転職に成功するまでの過程を紹介します。
40代でも良い求人はたくさんあるし、ブランクも全く影響しませんでした。
はじめにやること
はじめの準備としてやったことは2つ。
- 転職活動専用のメアドの作成
- キャリアの棚卸し
複数の転職サイトや転職エージェントに登録することになるので、メールが膨大に届きます。
普段使っているメアドで登録すると、プライベートのメールが埋もれてしまうので、GmailやYahooメールなどで専用のメアドを作成しておきましょう。
次にキャリアの棚卸しですが、これまでの経歴を全て整理することです。
後で詳細は説明しますが、転職エージェントに登録した時点で経歴や自己PRが完璧に記載されている方が有利になると考えられます。
そのため、事前にキャリアの棚卸しをしておいて、登録時にコピペで入力できるようにしておきます。
このとき、職種の具体的なキーワードを入れておくとヘッドハンターの目に止まりやすく、ピンポイントで条件の良い求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
電子回路技術者の場合の例を挙げると、
- パワーマネジメント
- ミックスドシグナル
- 高周波回路
- パワーデバイス
などのように自分の専門分野が分かるキーワードを入れておきましょう。
転職サイトへの登録
はじめに登録すべき転職サイトはリクナビNEXTです。
リクナビNEXTはプロフィール、経歴、自己PRなどを登録すると、職務経歴書がWord形式で自動的に作成され、ダウンロードすることができます。
この職務経歴書の完成度が非常に高いので、そのまま転職活動に使えます。
dodaではこの職務経歴書をそのままアップロードできますし、転職エージェントから求められた際もそのまま提出することができます。
2つ目はdoda(デューダ)です。
dodaは求人件数が多く、求人検索画面が見やすいのが特徴です。
求人検索は主にdodaを使っていました。
リクナビNEXTと合わせれば、かなりの数の求人がカバーできます。
転職サイトに登録する際は会社にバレないように、自分の情報を公開しない企業として登録します。
どのサイトでもこの機能はありますので、忘れずに設定しておきましょう。
転職エージェントへの登録
条件の良い非公開求人を紹介してもらうためには転職エージェントへの登録が必要です。
スカウトが多く、良いエージェントも多かったのは次の2つのサイトです。
- リクルートダイレクトスカウト
- ビズリーチ
スカウトメッセージは、登録してから1週間はたくさん来ますが、1週間経つとほとんど来なくなります。
担当してもらったエージェントに聞いたのですが、エージェント側が見ている画面には転職希望者の新着情報という形で見えていて、優先的にスカウトを送るようにしているようです。
そのため、サイト登録時に経歴を完璧に登録しておかなければ、スカウトの目に留まる機会を失うことになります。
また、少しややこしいのですが、リクルートダイレクトスカウトのような転職エージェント会社が集まっているサイトと、転職エージェント会社のサイトへ別です。
スカウトをもらった中から選ぶのもいいですが、エージェント会社に直接登録する方がスピーディに活動を進められる場合もあります。
技術者におすすめの転職エージェント会社はJAC Recruitmentです。
企業ごとに専任の担当が付いているので、企業の理解も深く、サポートも強力に得られます。
複数の担当から求人を提示してもらえるので、情報収集が速くなります。
他にも、エンジニアに強い転職エージェントとしては、
などがあります。
合わせて登録しておけば十分な求人情報が得られます。
隠れた情報はエージェントに教えてもらう
公開されている求人要項には記載されていない裏情報があります。
例えば、
- 外資系で英語必須としているけど、技術力があれば英語力は問わない
- スキルが高ければ離れた地域の人材でも採用したいので例外的にフルリモート可
- 得難い人材であれば例外的に副業を認める
などです。
こういった情報は転職サイトでは分かりませんが、転職エージェントなら教えてもらえる場合があります。
JAC Recruitmentのように、企業と担当エージェントの関係が密接であれば、こういった情報を持っている可能性が高くなります。
気になる企業の評判・口コミを調査
紹介された求人の中に気になった企業があれば、応募やエントリーする前にその企業の評判や口コミを調査しておきましょう。
労働環境はやっぱり大事。
特にエンジニア職の場合、残業が多く、ワークライフバランスが悪い企業も少なくありません。
dodaに登録しておけば、サイト内の「企業情報・会社情報検索」から年収情報、評判・口コミ、転職相談の内容などを確認することができますし、転職会議のようなサイトでは、より詳しい評判や口コミを調べることができます。
ブランクが影響しなかった理由
保有している技術の専門性が高いほど、ブランクは影響しなくなります。
ブランクが影響するのは自身と同等の能力の人と競り合った場合だけなので、専門性が高いほどそういった状況になることがほとんど無いからです。
もちろん、自身の技術力をしっかりアピールして企業が求めている技術とマッチしていることを伝えることが最低限必要になります。
まとめ
40代・ブランク3年で転職を成功させる方法をまとめます。
- キャリアの棚卸しをし、自分の専門性をアピールできるように整理
- 求人数の多い転職サイトに2、3登録する
- 転職エージェントに登録する
- 相性のいい担当エージェントを見つける
- エージェントと良い関係を築き、非公開求人・情報を集める
- 気になった企業の評判調査
- エージェントのサポートを受けて面接に臨む
即戦力になることをアピールできれば、40代・ブランクありでも引き合いは多いので諦めずに挑戦してみてください。
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