MLCCとは、Multi Layered Ceramic Capacitorの頭文字を取ったもので、日本語では積層セラミックコンデンサといいます。 誘電体と電極を多層化した構造で小型化が可能となっています。 MLCCの需要は年々伸びており、2018年頃から需要に供給が追いついてい…
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ゲートドライバとは、MOSFETやIGBTの駆動制御を行うための回路です。 MOSFETやIGBTのゲート電圧を制御することで、オン・オフの切り替えを行います。 ゲートドライバICは、マイコンなどからの制御信号を受け増幅して出力する回路を統合したものです。 本稿では、ゲートドライ…
シャント抵抗とは、電流を測定したり検出したりするために使う抵抗です。 測定したい電流が流れている経路に直列に挿入し、シャント抵抗によって発生した電圧降下を測定することで、オームの法則より電流値に換算することができます。 本稿では、シャント抵抗を使った電流測定の方法、電流センスアン…
インバーテッドダーリントン接続とは、NPNトランジスタとPNPトランジスタ組み合わせて構成した高hFEの増幅回路です。 NPN-PNP接続はNPNトランジスタと等価、PNP-NPN接続のものはPNPトランジスタと等価となります。 PNP-NPN接続のものは疑似PNPと呼ばれること…
ダーリントン接続とは、トランジスタのエミッタをもう一つのトランジスタのベースに接続して使う方法で、このような接続をした回路をダーリントントランジスタと呼びます。 ダーリントントランジスタとして、1つのパッケージ内に統合された製品もあります。 ダーリントン接続は、非常に高い電流増幅…
ワンショット回路とは、入力のオン信号を検出して一定時間のHiパルス信号を出力する回路です。 例えば、スイッチを押すと1秒間だけLEDを点灯させるといった用途で使われます。 ワンショット回路のタイムチャート 入力に長いHi信号が入力されても、一定の短い時間だけHiを出力します。 ワ…
プッシュプル回路とは、トランジスタを2つ使って交互に動作させることで増幅、またはスイッチングを行う回路です。 上下に重ねられたトランジスタがそれぞれ電流を流し出す/引き込む動作を行うことが、Push-Pull(押し出す-引き込む)の名前の由来です。 トランジスタが縦積みになってい…
特性インピーダンスとは、伝送線路に交流信号が通った時に発生する電圧と電流の比です。 例えば、同軸ケーブルでは特性インピーダンスが50Ωですが、これは抵抗値が50Ωというわけではありません。 DCでのインピーダンスはほぼゼロですが、高周波を通した時には同軸ケーブル内に存在する静電容…
インピーダンス整合とは、入力側と出力側のインピーダンスを合わせることです。 インピーダンスマッチングとも呼ばれます。 低周波回路では、負荷に与える電力を最大化することが目的で、高周波回路では信号の反射によって生じるリンギング・ノイズを抑えることが目的です。 低周波回路のインピーダ…
入力インピーダンス、出力インピーダンスは電子回路を設計する上で必ず必要になる知識です。 入出力インピーダンスの関係が適切でないと、信号のレベル低下、振幅の減衰が起こり、機器の動作に異常を引き起こす場合があります。 本稿では、入力インピーダンス、出力インピーダンスとは何か、その求め…
A級~D級アンプの違いをまとめました。 クラス 回路図 効率 歪み 用途 A級 ~50% ○ 一般増幅回路オーディオ B級 ~78% × 一般増幅回路オーディオ AB級 ~78% ○ 一般増幅回路オーディオ C級 ~90% × 高周波回路 D級 ~90% × オーディオ A級アン…
D級アンプとは、スイッチング動作により矩形波を生成し、入力信号レベルに応じてパルス幅を変調して出力する方式です。 スイッチング動作なので効率が良く、90%を超える高効率も可能です。 デジタルアンプ、スイッチングアンプという呼び方もされます。 A級、B級、C級、D級アンプの違い D…