受動部品に関する記事

ツェナーダイオードの特性と用途

ツェナーダイオードとは、逆方向電圧(降伏電圧)を利用して定電圧を生成したり、電圧をクランプしてデバイスを保護するといった用途で使われるダイオードです。 一般のダイオードとは違い、逆方向(カソード⇒アノ…

ショットキーバリアダイオードの構造、特徴、用途

ショットキーバリアダイオードとは、モリブデンなどの金属と半導体との接合を利用したダイオードです。 Schottky Barrier Diodeの頭文字を取ってSBDと表記される場合もあります。 ショッ…

ファストリカバリダイオードの特徴と使い方

ファストリカバリダイオードとは、オンからオフに切り替わるまでの時間(逆回復時間)が短くなる対策を施したダイオードです。 数百kHzまでのスイッチング回路に使うことができます。 逆回復時間とは 逆回復時…

スイッチングダイオードの特徴と用途

スイッチングダイオードとは、スイッチング回路に使われるダイオードです。 ダイオードをオン・オフの切り替えで使うため、一般整流ダイオードより応答速度が速いのが特徴です。 一般的に使われるスイッチングダイ…

ダイオードとは?仕組み、特性、用途について解説

ダイオードとは、電流を一方向にだけ流す電子部品です。 PN接合という構造を持った半導体素子で、電圧をかける向きによって電流が流れたり、流れなかったりします。 この特性を利用して、ACアダプタをはじめ様…

MLCCとは?供給不足問題を解決する代替部品とCASE進展に…

MLCCとは、Multi Layered Ceramic Capacitorの頭文字を取ったもので、日本語では積層セラミックコンデンサといいます。 誘電体と電極を多層化した構造で小型化が可能となってい…

パスコンの役割と容量の決め方

パスコンとは、バイパスコンデンサの略で、電源電圧の安定化と高周波ノイズの吸収といった2つの役割があります。 電源とGND間に接続され、ノイズ電流をGNDにバイパスすることからバイパスコンデンサという名…

コンデンサの種類と特徴

コンデンサの種類と特徴をまとめました。 種類 容量 極性 周波数特性 ESR セラミックコンデンサ 0.1pF~100μF なし ○ ○ タンタルコンデンサ 0.1μF~1000μF あり △ △ フ…

電気回路におけるコイルの動作、役割

電気回路設計を学ぶ上でコイル(インダクタ)の動作は理解が難しいものの1つです。 本稿では、理論的な部分はあまり語らず、回路動作としてコイルがどのような働きをするかという部分に絞ってわかりやすく解説して…

カップリングコンデンサの仕組みと役割

カップリングコンデンサとは、直流を通さず、交流だけを通過させ取り出す目的で使われるコンデンサです。 入力と出力の間に直列に挿入して使われます。 日本語で「結合コンデンサ」と呼ばれる場合もあります。 カ…

アルミ電解コンデンサの寿命計算、劣化による容量抜けについて

電子機器の中で、アルミ電解コンデンサは半導体部品に比べ寿命が短く、製品の寿命=電解コンデンサの寿命であることも少なくありません。 アルミ電解コンデンサの寿命は温度による加速が大きいため、周囲温度とリッ…