UVLOとは?原理・機能・回路について解説
UVLOとはUnder Voltage Lock Outの頭文字を取ったもので、電源電圧がデバイスの安全動作電圧まで上昇するまでデバイスの動作を停止させておくための機能です。
低電圧誤動作防止、低電圧保護、UVP(Under Voltage Protection)と呼ばれることもあります。
しきい値はヒステリシスを持っており、動作状態から電源電圧が低下した場合にも誤動作を起こす前に停止させます。
LDOのような成り行きで起動させても問題が起こりにくい単純な回路には搭載されないことが多く、DCDCコンバータのような複雑な回路に搭載されています。
UVLOの回路と動作原理
UVLOの回路は下図のようなものです。
電源電圧VINをモニタし、指定の電圧以上であることをコンパレータで判定するだけの単純な回路です。
通常、外部からのEnable信号とANDを取って内部回路の起動信号とします。
例としてDCDCコンバータの起動イメージを下記に示します。