オートディスチャージ機能とは?原理と回路設計方法を解説

オートディスチャージ

オートディスチャージ機能とは、レギュレータやロードスイッチがオフした時に出力コンデンサの電荷を放電する機能です。
「放電シャント」という呼び方をしているメーカーもあります。

オートディスチャージの目的はオフシーケンスの遵守です。

オートディスチャージ

シーケンサーでレギュレータをオフしたとしても、出力コンデンサの残った電荷がなかなか放電されず、出力電圧が下がらないことがあります。
シーケンス要求の厳しいCPUやDSPが増えて来たため、成り行きでの電圧低下を待っていては要求を満たすことができない場面が少なくありません。

そのため、DCDCコンバータ、LDO、ロードスイッチなどにはオートディスチャージ機能が搭載されたICが増えてきています。

回路設計方法

オートディスチャージ機能のないICを使用した場合、IC外部で回路を組む必要があります。
トランジスタと抵抗だけの簡単な回路で構成できます。

オートディスチャージ回路

Enable=Loのタイミングで放電する必要があるため、論理反転用のトランジスタも必要になります。
2素子が1PKGになったFETを使えば、コスト、実装面積を抑えることができます。

関連記事
USB
USB PD回路設計に必要な基礎知識

USB PD(Power Delivery)とは、USB type-Cケーブルを使って、最大100W(20V/5A)までの電力を給電できる規格です。 USB PDのメリットは以下のようなものです。 従来以上の急速充電が可能 電圧切り替えができるので、PCなど様々な機器を充電できる…

RHPゼロ(右半面ゼロ)とは

RHPゼロは、20dB/decadeでゲインが上昇し、位相を90°遅らせます。 RHPはRight Half Planeの略で、右半面ゼロとも呼ばれます。 RHPゼロを複素平面で表すと、右側半面にプロットされます。 合わせて学習 ポール、ゼロについて RCフィルタとLCフィルタの…

過電圧保護とは?回路構成と機能を解説

過電圧保護とは、外部からのサージ電圧から内部回路を守るための回路、またはデバイスの異常で出力が過電圧状態になった際に後段デバイスを保護するための機能です。 OVP(Over Voltage Protection)と呼ばれたり、OVLO(Over Voltage Lock Out)…

LDOの基礎から応用まで全てを解説

本記事では、LDOを使った電源設計ができるようになるために必要な全ての知識を、基礎から応用まで分かりやすく解説していきます。 INDEXLDOとは?シリーズレギュレータとの違いスイッチングレギュレータとの違い仕組みと動作原理データシートの見方出力電圧範囲最大出力電流電圧精度出力電…