UVLOとは?原理・機能・回路について解説

UVLOとは?

UVLOとはUnder Voltage Lock Outの頭文字を取ったもので、電源電圧がデバイスの安全動作電圧まで上昇するまでデバイスの動作を停止させておくための機能です。
低電圧誤動作防止、低電圧保護、UVP(Under Voltage Protection)と呼ばれることもあります。
しきい値はヒステリシスを持っており、動作状態から電源電圧が低下した場合にも誤動作を起こす前に停止させます。

LDOのような成り行きで起動させても問題が起こりにくい単純な回路には搭載されないことが多く、DCDCコンバータのような複雑な回路に搭載されています。

UVLOの回路と動作原理

UVLOの回路は下図のようなものです。

UVLO回路

電源電圧VINをモニタし、指定の電圧以上であることをコンパレータで判定するだけの単純な回路です。
通常、外部からのEnable信号とANDを取って内部回路の起動信号とします。

例としてDCDCコンバータの起動イメージを下記に示します。

UVLOタイミングチャート

この記事のキーワード

関連記事
スロープ補償とは?DCDCコンバータのサブハーモニック発…

スロープ補償とは、電流モード制御のDCDCコンバータにおいて、オンDUTYが50%以上の条件で発生する低調波発振(サブハーモニック発振)を抑えるために、電流センス信号に一定の傾きのスロープを足し込むことを指します。 INDEXサブハーモニック発振は何故起こるのかスロープ補償の原理…

コンパレータの設計方法とヒステリシスの作り方

コンパレータとは、2つの入力電圧を比較して出力を切り替える回路です。 非反転入力端子(+端子)の電圧の方が高ければ出力電圧はHi、反転入力端子(-端子)の電圧の方が高ければ出力電圧はLoとなります。 片側の入力電圧を固定して閾値とし、もう一方の電圧が閾値より高いか低いかを判定する…

スイッチングレギュレータの位相補償のやり方と位相余裕の計…

スイッチングレギュレータ(DCDCコンバータ)の位相余裕を計算するのはそれほど難しくはありません。 伝達関数を使うので少し取っ付きにくいイメージがありますが、コツさえつかめば簡単です。 計算用のエクセルシートもご用意しましたので、数値を変えながらボーデ線図の変化を確認すればイメー…

LEDドライバとは?仕組みや動作原理を基礎から解説

LEDドライバとは、LEDを発光させるための駆動回路です。 LEDドライバの役割には、 LEDのオン/オフの切り替えを行う LEDに供給する電流を制御して一定の明るさに保つ 輝度を調整する などがあります。 INDEXLEDを発光させるには?LEDドライバの仕組みと原理定電流LE…