UVLOとは?原理・機能・回路について解説

UVLOとは?

UVLOとはUnder Voltage Lock Outの頭文字を取ったもので、電源電圧がデバイスの安全動作電圧まで上昇するまでデバイスの動作を停止させておくための機能です。
低電圧誤動作防止、低電圧保護、UVP(Under Voltage Protection)と呼ばれることもあります。
しきい値はヒステリシスを持っており、動作状態から電源電圧が低下した場合にも誤動作を起こす前に停止させます。

LDOのような成り行きで起動させても問題が起こりにくい単純な回路には搭載されないことが多く、DCDCコンバータのような複雑な回路に搭載されています。

UVLOの回路と動作原理

UVLOの回路は下図のようなものです。

UVLO回路

電源電圧VINをモニタし、指定の電圧以上であることをコンパレータで判定するだけの単純な回路です。
通常、外部からのEnable信号とANDを取って内部回路の起動信号とします。

例としてDCDCコンバータの起動イメージを下記に示します。

UVLOタイミングチャート

この記事のキーワード

関連記事
チャタリングとは?原因と対策方法について

チャタリングとは、主にリレー、スイッチがオンする際に機械的な振動によって短い周期のオン・オフを繰り返すことを言います。 電子回路でも発生し、バッファのHi-Loの切り替わり時に同様の振動を繰り返すことがあります。 本稿では、チャタリングの発生原因と対策、防止回路について解説してい…

LEDドライバとは?仕組みや動作原理を基礎から解説

LEDドライバとは、LEDを発光させるための駆動回路です。 LEDドライバの役割には、 LEDのオン/オフの切り替えを行う LEDに供給する電流を制御して一定の明るさに保つ 輝度を調整する などがあります。 INDEXLEDを発光させるには?LEDドライバの仕組みと原理定電流LE…

チャージポンプの仕組み、動作原理を回路図とシミュレーショ…

チャージポンプとは、コンデンサとダイオード(スイッチ)を組み合わせて出力電圧を昇圧する回路で、DCDCコンバータの一種です。 充電されたコンデンサの下端電圧の上げ下げを繰り返すことで、ダイオードのカソード側に入力電圧より高い電圧を出力することができます。 チャージポンプの動作原理…

LDOの基礎から応用まで全てを解説

本記事では、LDOを使った電源設計ができるようになるために必要な全ての知識を、基礎から応用まで分かりやすく解説していきます。 INDEXLDOとは?シリーズレギュレータとの違いスイッチングレギュレータとの違い仕組みと動作原理データシートの見方出力電圧範囲最大出力電流電圧精度出力電…

ウィンドウコンパレータとは?回路の動作原理と設計計算方法…

ウィンドウコンパレータとは、入力信号が一定の範囲内に入っていることを判定する用途で使われるコンパレータ回路です。 異なる2つの閾値を持ち、入力電圧が2つの閾値の間にあればHiを出力し、外側にあればLoを出力します。 この特性が窓のようになっているためウィンドウ(window)コン…