排他的論理和(XOR)回路とは
![XOR回路](https://analogista.jp/wp-content/uploads/2021/06/xor_eye.jpg)
排他的論理和(XOR)は、2つの入力が等しい場合は0を、異なっている場合は1を出力する演算、または論理回路のことです。
「2つの内、どちらか一方だけが正しい」ことを判別します。
XORはエクスクルーシブオアと読みます。
EX-ORと表記される場合もあります。
回路図、回路記号
![XOR回路](https://analogista.jp/wp-content/uploads/2021/06/xor01.jpg)
入力AとBが同時に反転する場合は、出力Zにグリッチが発生しやすいので注意が必要です。
アナログ回路で組む場合は、ワイヤードORを使って下図のように構成できます。
![XOR回路](https://analogista.jp/wp-content/uploads/2021/06/xor02.jpg)
出力のグリッチを抑えるため、最終段にRCフィルタを追加しています。
上記回路でシミュレーション結果です。
![XORタイムチャート](https://analogista.jp/wp-content/uploads/2021/06/xor03.jpg)
真理値表
A | B | Z |
---|---|---|
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
1 | 0 | 1 |
1 | 1 | 0 |
論理式
Z = AB + AB = A ⊕ B