基礎知識に関する記事

熱抵抗と発熱の関係と温度上昇の計算方法

熱抵抗とは、熱の伝わりにくさを表した値で、1Wあたりの温度上昇量で定義されます。 記号にはθやRthが使われ、単位は℃/Wです。 熱抵抗値が低いほど熱が伝わりやすい、つまり放熱性能が高いと言えます。 …

フォトトランジスタとは?使い方と動作原理

フォトトランジスタとは、照射された光によって発生する光電流を増幅して出力できる素子です。 フォトダイオードでは出力される電流が数uAと小さいのですが、フォトトランジスタは電流を数百倍に増幅して扱いやす…

フォトダイオードとは?使い方と動作原理

フォトダイオードとは、PN接合ダイオードの逆バイアス電流が光照射によって変化することを利用した光センサ素子の一つです。 フォトダイオードの用途は、光学ディスクのピックアップ、テレビなどのリモコン、照度…

RHPゼロ(右半面ゼロ)とは

RHPゼロは、20dB/decadeでゲインが上昇し、位相を90°遅らせます。 RHPはRight Half Planeの略で、右半面ゼロとも呼ばれます。 RHPゼロを複素平面で表すと、右側半面にプロ…

ワイヤードORとは?回路例と禁止されている接続方法

ワイヤードORとは、複数の信号を接続してOR(またはNOR)論理で出力する方法です。 ダイオードやオープンドレイン(オープンコレクタ)を使って実現します。 それぞれの回路例について解説していきます。 …

PWM制御とは?仕組み、原理をわかりやすく解説

PWM制御とは、高速スイッチングによりパルス波形を生成し、パルスのHi時間を変化させることで、出力される平均電力を制御する方式です。 Pulse Width Modulationの略。 PWM制御が用…

インピーダンスとは?わかりやすく解説

インピーダンスとは、交流回路における電流の流れにくさを数値化したもので、電圧と電流の比を表します。 単位はΩで、直流回路の抵抗の考え方を複素数にまで広げたものです。 複素数の概念が出てくることで分かり…

オペアンプ回路の基礎と設計計算の方法

オペアンプ(OPamp)とは、微小な電圧信号を増幅して出力することができる回路、またはICのことです。 反転入力端子と非反転入力端子の2つの入力端子を持ち、その2つの入力電圧の差を増幅して出力すること…

フォトカプラとは?使い方、回路例をご紹介

フォトカプラとは、入力と出力を絶縁した状態で信号を伝達することができるデバイスです。 入力された電気信号はLEDなどの発光素子で光信号に変換され、出力側の受光素子(フォトトランジスタなど)に送信されま…

ポールとは?ゼロとは?分かりやすく解説!

オペアンプやレギュレータの位相補償をするために欠かせない知識がポールとゼロ。 しっかり理解すればカットアンドトライでやっていた位相補償を狙って行うことができるようになります。 できるだけ分かりやすく解…

RCフィルタとLCフィルタの伝達関数を計算する方法

アナログ回路設計者にとって、伝達関数は取っ付きにくく苦手意識がある方も少なくないでしょう。 ここでは、よく使うRCフィルタ、LCフィルタに絞って伝達関数を分かりやすく解説していきたいと思います。 LC…